再発/再犯防止について
-再犯が多く、再発しやすい-
盗撮や痴漢などしてしまった場合や、捕まってしまった場合、そこでやめられればよいのですが、再度過ちを犯す可能性が高いです。
繰り返す程に依存性が高くなり、やめられなくなり、やめたと思ってもふとしたきっかけで再発しやすいです。
現に私は3回も捕まっています。
まずは本人がもうやめたい。二度とやりたくないと思うことが一番重要です。
きっかけは、"もう捕まりたくない"や、"誰かに知られたくない"等で十分です。
ただし、どれだけ意思が強くとも、それだけではそのうちまたやってしまう可能性が高いです。
まずはやめたいと思うこと、二度とやらないと思うことです。
その上で、再発を防止する為の策として有効なものを紹介していきます。
また、もし現在捜査を受けていて判決がまだの場合、再発防止策を実施することで減刑に繋がることもあります。
もちろん、本当に二度としない為にするのであり、減刑のためにパフォーマンスでやることではない事は伝えておきます。
-病気と自覚し知識をつけ対策を考える-
そもそも、思考が普通ではなくなっていることを自覚しましょう。
では何故普通ではなくなったのか。
原因はストレスや性的嗜好等ありますが、繰り返すようになるのは病的です。
行動に依存してしまうから繰り返すようになるのです。
これは、日本ではまだあまり認知されていませんが、性依存症に分類されます。
この知識をつけ、自覚し、対策を考えることで再発防止につなげることもできると思います。
次のページで性依存症について私が自覚し、再発防止を考えるようになった話ときっかけの書籍を紹介します。
購入し、読んでみて考えてください。
購入した場合、再発防止の為にしていることの証拠として、念の為購入履歴ページ等の印刷か、本そのものを検察に呼び出された際等に持参すると良いかもです。
-病院で治療する-
病気であるが故に、病院で治療が一番良いです。
しかし、盗撮や痴漢等の性依存症(性嗜好障害)について治療できる専門の病院は日本にはほぼありません。
私が調べたものと、私についた弁護士先生が色んなところから得た情報を合わせても、大阪に一つ、千葉に一つ、東京にいくつか位しか見当たりませんでした。
病院によっては、数カ月入院等が普通になったり、遠くまで通院となり、仕事をしながら治療となると難しいかもしれません。
金銭的にも厳しいものがあると思います。
他を捨ててでも治療に専念したいという場合は、選択する意味はあります。
もし、近くに専門医が無くとも、精神科や心療内科に行ってみる事はありだと思います。
この場合も、通院記録(領収書等)とっておき、検察で通院の話をした時に、証拠を求められた際等出すと良いでしょう。
→病院について
-自助グループへの参加-
同様の依存症の人達等で集まり、話し合う自助会等へ参加することでも対処療法となります。
自助グループは基本的にはお金もかかりませんし、ミーティングも夜等が多いので仕事をしながらでも参加しやすいかと思います。
ただし、これもアルコールや薬物依存のグループは多いのですが、性依存症になると日本に2〜3しか無いようです。
それぞれのグループで全国に集まりがあるようですが、それでも一部の地域となります。
また、参加し続ける事で症状を抑え続ける事が基本な為、やめた場合には再発するリスクは高いと思います。
それでも、同じ悩みの人達と話す場として、とても有意義なものであるとは思います。
自助グループについても後日追記します。
-運動療法-
特に趣味等があまりない人は、どうしても盗撮や痴漢について、考えたり繰り返したりしやすくなります。
没頭する趣味を持つことが良いのですが、特に体を動かすスポーツを趣味とすると、再発防止に繋がりやすいと思います。
⇒オススメの運動
-家族や周りの協力-
事件の事を知っている家族がいて、もし見放されていない場合には、その家族に今後監督者となってもらい、再発防止に協力してもらうことがすごく有効です。
この場合、まず家族に盗撮や痴漢をする思考について理解してもらう必要があります。
最初に上げた書籍等、一緒に読んでもらい理解してもらうところからスタートしましょう。
理解してもらったうえで、行動を監視してもらったり、カメラやスマホ、パソコン等定期/不定期にチェックしてもらい、再発できないよう監督してもらいましょう。
どうやって見てもらうかは、一緒に考えるといいと思います。
例えば、出かける際の予定を逐一報告したり、持ち物検査、gpsで追跡等、色々方法はあると思いますので、話し合って状況に合わせて考えましょう。