警察での取り調べ内容
盗撮で検挙された場合、殆どが迷惑防止条例違反の疑いで、被疑者となります。
在宅事件の場合は、2回〜5回程度、警察に出頭し、取り調べを受けます。
逮捕されている場合は、勾留中に何度か取り調べられるはずです。
取り調べ内容としては、おおよそ同じですが、警察署、担当刑事、事件内容等で多少は違いがあります。
私がこれまで受けた取り調べと、ネットでの書き込みでは殆ど相違がなく、次の内容になります。
○供述調書作成として、次のような内容を聞かれます。
・住所氏名年齢、仕事や普段の生活サイクル
・前科、前歴、逮捕歴、位記、勲章、表彰等
・生い立ちと家族構成
・性的な好みや性癖等
・事件当日の一日の行動
・事件時の行動等詳細(防犯カメラ映像等あれば、それを確認しながら)
・余罪の確認(いつから、どこで、どうやって、どれだけ、やったか)
・パソコンやスマホから他の余罪データが見つかればその内容の確認
・パソコンやスマホから他にアダルトな動画等あれば、入手経路や性癖の確認
・他細かい確認(事件現場の住所、カメラ等の操作方法等)
○事件の再現/現場検証とし、次のいづれかがあります。
・現場へ行って、店舗の前、中、事件現場での写真撮影
・現場へ行かず、警察署内で盗撮行動を再現し、写真撮影
・いづれも無し
(上記3種類は私の3回の経験です。ネットの書き込み等からすると、現場へ行って再現が多いようです。)
○データの登録
・全身写真(およそ初日の取調べ時)
・身長、足のサイズ、体重
・指紋、DNA採取、全身写真、タトゥーや傷跡、大きなアザやホクロなど身体的特徴の確認
これらを複数回に分けて取り調べます。
私は3回の事件とも在宅捜査でしたが、多いときは4〜5日、少ないときは初日含めて2日でした。
仕事で平日は休めないといったときに、取り調べを、仕事後の時間にしてくれたときもあります。
ただし、そのせいか日数は多くなりました。
どうしても都合が悪い日等、ある程度は融通を利かせてくれますが、正直担当刑事次第です。
刑事にもよりますが、とても丁寧な対応だったり、フレンドリーだったりもありますが、
とんでもなくきついときもあります。
基本的には情け容赦なく、ひどい言葉で色々言われる覚悟はしたほうが良いです。
ちなみに迷惑防止条例違反で取り調べられるときは、警察の生活安全課になると思います。
一点アドバイスですが、余罪の追求に関して、どうしても少なめに嘘をついてしまうと思いますが、正直に全部話したほうが良いです。
余罪の中に、実は被害届が出ているものなどあれば、正確に話せば余罪ですみますが、隠していると別件として扱われ、再逮捕や、事件が終わって刑罰が確定したあとに別件で逮捕等になってしまうからです。
盗撮や、痴漢の特性上、一回目ではないことは普通わかっているので、少し少なく申告したところであまり変わりません。
余罪に限らず、全て正直に話したほうが、事件への協力と見なされ、心証が良くなると思います。。